2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

葉桜

葉桜の風にとぎすまされて空 葉桜の青葉を吹く風も どことなく夏の到来を感じます。 晴れ渡ったやや強めの風に こんなように感じました。

夏隣

青葉して御陵の杜のもりあがる 青葉して、近隣の御陵の杜が迫ってくる様に、 感じました。 濠にいた鴨も、帰ったようでかいつぶりが いい声で鳴いている。

若葉

若葉雨あがり生駒嶺明らかに すっかり若葉の季節となり、しっとりと 大地を潤していた雨もあがり、 遠く生駒山もその勇姿をのぞかせる。 野ではそろそろ耕しもすみ、 まもなく、苗代田作りもはじまる。

若葉

若葉雨たちまちにして山かくす 若葉が綺麗。 雨の日は、ことさらみどりが映えて美しい。 遠くの名山も、雨にけぶらいその勇姿をかくす。

景色

正面にとらふ二上山桐の花 やはり高い丘から展望です。 二上山は私の所からは、どこからもみられます。 桐の花が高貴な紫をともし照らすように、 咲いていた。

桐の花

丘陵に望む古墳野桐咲けり 小高い丘にたてば、みはるかす古墳野、 耕しも終わり、ところどころでは 苗代田も、まもなく立夏です。

小さい庭

はまゆうの庭の日溜りひとりじめ はまゆうが、次々と咲いてくれて 庭が明るくなったようです。 木々の緑が一段と照り輝き、美しいです。 明日は天気下り坂とか。

さくらんぼ

旗立ててお子様ランチさくらんぼ 運ばれて来た、お子様ランチに一粒のさくらんぼ。 それすら季節感覚えるのは、 私だけかな。まだ走りと思いますが、 だんだん安くなることでしょう。

はまゆう

はまゆうの虻を抱き込み日に酔ひぬ かって北海道を旅した折の、記念の はまゆうが今年も咲いた。 としたて、手入れしているわけでもなく 咲いてくれて、嬉しい。 つぎつぎ咲いてくれるが、一日で 散る切ないはまゆうだ。

鯉のぼり

みささぎの風をのみこみ鯉幟 御陵近くのお宅で、立派な鯉幟があがっていた。 御陵の風を存分にたべ、 堂々と泳いでいた。自然の写真の二枚のうちの 一枚です。 最近鯉幟もあまりみなくなったようです。 ベランダなどにはあがっていますが。

半夏生餅

店に並ぶ半夏生餅麦の秋 「赤ねこ」とは餅米に小麦を混ぜて練った餅。 千切り黄な粉をまぶして食べます。 半夏生餅とも呼ばれ河内地区では 田植えが無事終わったのを祝い、 半夏生の日につきました。この風習もうすれつつありますが、 今頃より六月頃まで、…

くつろぎ

買ひ替ふる茶器の一式新茶汲む 早々と、新茶頂きこの際おもいきって 買い替えようと思う。 でもその前に一服といったところです。 季節をしみじみ感じるひとときです。

牛蛙鳴いて御陵をゆさぶれる 御陵がおおいので、牛蛙のなくのを よく聞く。 不気味な鳴き声に、はっとさせられることもある。

君子蘭

君子蘭長屋住まひももう長し ほったらかしながら、今年も咲いてくれました。 今年は、株分けしないと鉢がはちきれそうです。 手を掛けないのに、のびのび育ち、人間も 過保護より突き放したほうがいいようですが、 植物も一緒ですね。

白藤や御灯うすうすともり初む 春の夕方。うぶすなにお参りにゆく。 神前の御灯がすでにともされ 近くの白藤が満開で、お参りもそこそこに、 藤にみとれていた。

乗っ込みの水の躍動ひかりあふ これも同じ池でみました。 乗っ込みで、水しぶきあげて、 産卵していました。命の息吹を感じました。 そのかたわらに鷺が獲物を狙い待っていた。

乗っ込みの

ライラック

教会の窓半開きリラの昼 春暑い一日。 教会の窓が、少し開けられていた。 丁度日曜ミサで、つぎつぎ礼拝に 訪れる信者達。

鷺歩む抜き足差し足菖蒲の芽 白鷺ではありませんが、五位鷺が昼日中 獲物を狙っていました。 五位鷺は夜行性と聞いていますが、 お腹がすいているのでしょう。 活発に動いていました。

復活祭

イースターミサに飛び入りはばかれる 今日は、復活祭で教会には沢山の クリスチャンがミサに訪れていた。 たまたまその場にいて、教会に 入れていただいた。 今日は何回もミサが行われるようでした。

桜散る

散る花の哀れともまた潔し 先日載せた左近の桜が、あの時は五分咲きでしたが満開になりふっくらと真ん丸くなりました。 百千鳥が囀り宝前は、にぎやかです。 お宮参りの家族もみられ、のどかな一日でした。

路地

古町に路地はつきもの夕燕 古い町も、だんだん壊されて新築される。 街並が変わりつつあり、寂しいきもするが、 住んでいる人には、不便さがあるのでしょう。

人形

晩婚のふたりの華燭夏隣 2人とも三十歳後半の、 即ち晩婚といったところ。 最近は、あまり拘ることがないようで、 親族、友達とで手作りの結婚式をした。

桜えび

ばら鮨に飾り散らせる桜えび 出来合いですが、桜えびが散らしてあり ランチに手抜きして買いました。 春を一瞬感じたときです。

鯉のぼり

鯉のぼり泳ぎつかれて尾を垂るる 既に、鯉幟があがっていた。 みささぎの、風に気持ちよさそうに。 時には無風となり、疲れたのかなと 思いつつ、散歩を続ける。

正夢に覚めて花冷えつのるなり 今年は、花冷えつづきでした。 やっと日和も定まり今日あたりは、どこも 満開でしょう。 花が終わると、暑い夏ももうそこです。 梅雨までに、何処かにいきたいと思っています。

花見

人に酔ひ花にも酔ひて疎水べり 京都平安神宮ほとりの疎水は、花見人であふれます。 花見船も出て、雰囲気はじょう上ですね。 まもなく散り始め、夏に突入ですね。

耕し

雲にかくる金剛山へむけて耕せり 金剛山と読む。 高齢化にて、夫婦で田仕事している人が多い。 みるからに、七十歳過ぎかなと思う。 大変な仕事に、おもわずご苦労様と言った。 知らない人であったが。

足ぶみの桜一気に咲きにけり 花堤ですが、二三日前は蕾も固かったです。 でも今日あたり、待ちかねたように、 一斉に咲くことでしょう。