2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

蛍火

蛍火の闇につまづき沈みけり 句会にて蛍の席題がでました。最近蛍を見ていませんのでやはり過去の情景が思い出されます。 蛍も身近に見られたのですが、最近はそれらしき所まで 行かないと見られなくなりました。水も最近は綺麗になり、餌になる蜷もそだって…

梅雨晴れ

通天閣ぬっと街空梅雨晴るる 昨日句会に行くのに環状線に乗りました。 きょろきょろとしていますと、窓の外に 通天閣が突とあらわれました。見慣れたものですが、久しぶりの梅雨晴れに これだと思い一句に詠みましたら、句会での 席題に梅雨晴れがでていまし…

紫陽花

山水に潤ふ村や濃紫陽花 こんこんと流注ぐ山水に、山里の暮らしは豊かです。門川に覆いかぶさる立派な紫陽花、藍色深き山の 恵みにこんなにも美しいのかと見とれてしまう。この時期は農事も一段落で静まりかえる。

風涼し

防火桶戸毎の古都の風涼し 古い町は火災を大変恐れます。その為それなりの工夫を されています。 奈良町で気が付いたのは、こごとに防火バケツを置いていました。 何かできないかとこんな句を詠みました。 奈良町も観光むきになり、若い人の店が多くなりまし…

袈裟涼し

法話解く対峙の僧の袈裟涼し 先日お参りした元興寺の坊の一室で法話あり私達のような旅人は参加できませんが 覗かせて頂きました。数人の方が真剣に お話を聞かれていて暫く私も足がとまりました。今も天平の甍が一部分に残りそのお堂に圧倒されました。 青…

奈良団扇

奈良団扇煽げば透かしの鹿跳ぬる 奈良団扇の老舗やに入ってみました。 以前日本買いましたので、今回は買う 予定はなかったのですが、主人とお話し させてもらい奈良のひと時を味わいました。若い人はこの様なお店には入りませんからね。 透かしが写っていな…

仏道

仏道木豇豆の散り樹下涼し 不安がまだある中、一か月半ぶりに奈良まで吟行会にいってきました。片道タクシーでいきました。奈良町の なかにある元興寺にお参りしました。まだ自信がなく仲間と別行動で一人いきました。不安は ふっとび自身をつけて帰りました…

晩夏の陽射し

病み上りに晩夏の日差しまぶしかり まだ少しすっきりしない身に、好天の日の日差しは 眩しくもあり、受けがたきそんな感じです。歩くことで筋力をと思いますが、一度落ちた筋力は そう簡単じゃないようです。旅行にも行きたい、吟行会にも行きたい夢が膨らみ…

ひつじ草

貪欲に餌を欲る金魚ひつじ草 まだどこえも行かず、庭の睡蓮の鉢に金魚が一匹元気に育っています。私が入院中は子供に水やりと 餌をやるように頼んでいました。生きていてくれてよかったておもっています。 三回も越冬したのですょ。けなげに思います。