2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

冬ざれ

冬ざれの田に猫車さらさるる 試歩のみちすがら見た一景です。 すっかり稲も刈り終わり寒々とした景色です。その果てを走る高速道の街路樹も紅葉していました。しばらく籠っているうちに 季節は冬へと確実になりつつありました。勿論稲架に干してあった稲も脱…

冬となり

軒の榾切り口白し冬隣り 山里にゆくと、厳しい冬に備え榾つまり薪を軒たかく積み足して冬に備える。その榾の切り口は切ったばかりか、しろじろとしていた。 まもなく来る冬はそれはそれは厳しいであろう。少しじーんとした気持ちが 甦る。十月も終わろうとし…

天罰

天罰と己にかして秋を病む 膝を痛めてやっとゆっくり歩けるようになった。 出かけてばかりいるので 神さんが私に天罰をおあたえになったのかも。歩行が出来ないことがいかに大変かそれなりに分かっていたつもりだが、 どこえも行けずいらいらの毎日です。そ…

鴨来る

街道にほとりみささぎ鴨来る 足馴らしの道はすなわち竹之内街道である。歴史の道として綺麗すぎるくらい 舗装され、私には少し不満でもある。昔の道はやはり地道に限ると思っているからである。だんだんそんな道もなくなり つつある。観光化されるのもいいの…

末枯れ

足馴らしの道は御陵へ末枯るる すっかり凌ぎやすい季節となりました。奈良にでかけて足の筋を痛めました。その後、行動が制限されてここしばらく家に籠っています。その間季節は 一層秋が深まったようです。まだ遠出は自信がなくそろそろ動こうかと思ってい…

奈良の角切り

角伐会木の香もしるき仮社 先週ですが、奈良の角伐りつまり鹿の角切を見にいきました。毎年、秋に行われています。秋は鹿の恋の季節です。立派に 伸びた角が、人間や仲間を傷つけないように。それだけ牡鹿は 気性があらあらしくなります。春日大社の神事で、…

夜寒道

囃しつつ戻るだんじり夜寒道 秋祭りもそろそろ終わりになりつつある。沢山の山車が曳き囃す賑やかなその日も 終わり、いよいよ冬の到来だ!祭りの終わっただんじりはそれぞれに村へと帰る。その道中もお囃子を休むことなく 行く秋を惜しむかに、一層華々しく…

飛火野

飛火野の寒露の芝のまかがやき 一昨日は寒露の日でした。 奈良公園の鹿の角切が8 9 10日とありました。久しぶりに行きましたが、少し観光化してがっかりしました。 鹿の保護も大変でしょう。入場料がそれにあてられるようです。神事ですので、勇ましくもあり…

秋祭り

村の路地秋の祭りの神楽練る 六町の山車が出揃います。賑やかな祭りでしたが最近は警備上の問題かとおもいますが、以前ほどではありません。この時期どうしてかよくわからないのですが、伊勢神楽が路地を囃してまわります。だいたい決まった家の前で舞囃し、…

夜寒

古文書を学ぶ夜寒の灯下寂ぶ 友人が古文書を勉強しはじめた。私は一向に興味のない分野で、よくやるなと感心あるのみ。ちんぷんなんぷんな学問でさっぱの分からないが自慢げに話す友人がうらやましいなと思うのはなんなのか自分自身も分からない。古文書教室…