2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の水

秋水の揉みくちゃとなり堰落つる 関西は、久しぶりの雨となりました。 庭木もことのほかいきいきと見えます。 少し増水した川、揉み合うようにながれていた。

大枝垂れ地を擦る萩の影もつる 萩が大きくうな垂れる。その影さえも風でもつれ合ふ。 萩もそろそろおわりでしょう。

彼岸花

献花とも地蔵の裳裾彼岸花 彼岸花も色褪せてきました。 不思議と彼岸の頃に咲きます。 そろそろ初冬となります。 早紅葉もちらほら季節のうつろいを覚えます。

秋祭

秋祭りすみて張り出す寄贈表 秋祭りが終わると、辻に張り出されます。 名士は高額な寄付金、祭り時だけは、 昔の村の習慣を、身をもって感じます。

吹き縺れ吹かれ解けて枝垂れ萩 萩の寺にいって来ました。 少し早いきせつでしたが、丈余の萩で 萩を見上げる感じで、寺苑は萩でうめつくされた 感じでした。

戻り鰹禁酒ごころのつとゆらぎ 戻り鰹が店頭に並びはじめました。 禁酒宣言も、ついゆらぐ一時です。 食欲の秋です。

草の花

駅舎へと風吹きなびき草の花 北海道の雄大な景を思い出しつくりました。 秋景色の中、ぽっんと駅舎 草原に、放たれた馬やがて厳しい冬に耐えて生きる。

籾殻

籾殻焼く煙くぐりて遊べる子 最近あまりみかけなくなつた光景にであいました。 河内の子は、やはり元気でした。 懐かしい風景にみとれました。

鷹渡る

ひっきりなしの爆音の町鷹渡る 鷹が渡るころとなりました。 以前伊丹の空で鷹をみました。 伊丹は空港の町、休むことのない爆音に 行くたびに私など、重い気持ちになります。 考えすぎでしょうか?

彼岸

秋彼岸観音道に古着買ふ 墓参の帰り、大須観音にお参りする。 平日にもかかわらず、賑やかであった。 古着市・占いのみせ等 久しぶりにふるさとのぬくもりに浸って来た。

棟上の鎚音はづみ菊日和 稲刈りの真っ最中、遠くで棟上をしている。 今日は、菊日和おめでたい・・・

稲刈り

稲刈って飛鳥大仏みとほせる 稲刈りも終わり、飛鳥はそろそろ彼岸花に燃え盛る頃で しょう。 一度行って見たいと思います。

落し水

落と水野川せききり走り出す 河内はまだ稲刈りが始まっていません。 田水を落とし、稲刈り準備です。

桐の実

イチローの号外に沸く桐は実に 昨日はイチロー一色のニュースでしたね。 すごい事ですね。 鴇の句一度発表していました。

鰯雲

島民の鴇見守りぬ鰯雲 佐渡島を思いつくりました。 鴇も富山方面まで飛んでいっているようで、 自然がもどり何処でもみられるようになったらいいなと 思います。

秋彼岸

ういらふ買ひ味噌カツ食べ秋彼岸 名古屋まで、一足早く両親の墓参にゆく。 久しぶりの名古屋訪問、大須観音まで足を伸ばし、 お参りして来た。 何故か気持ちが楽になった。 秋の彼岸もまもなく。そろそろ彼岸花が咲いていた。

秋彼岸

風音の亡母の声はも秋彼岸 一足早く墓参りに行って来ました。 母になにか聞いてほしい思いになりました。 こんな句も出来ました。

鰯雲

島民の鴇見守りぬ鰯雲 佐渡が島は、鴇を育てて放鳥している。 島民が優しく見守る。 将来日本列島を、鴇の美しい舞う光景が 見られたらいいなと願う。

夜長

長き夜や眠りの浅く夢心地 眠られぬ日々が続き、見る夢もとんでもない 夢を見たりします。 涼しくなったら、前向きに外出もして、 いい句つくりたいです。

一院は丈余の萩に沈もれり 写真が無いので、間に合わせです。 写真を常時撮る習慣がないので、 何時も苦労です。

かまきり

蟷螂のぎよろ目にはっし射られけり 庭にかまきりを見つけました。 じっと見ていますと、何か虫を ばりばり食べていました。 その間も、警戒の目をくるくるまわし 恐ろしく感じました。

夜長

あんどんに灯の入り木曽の夜長かな 木曽を旅した折のことを思い出しました。 暮れるのが早くなったのを、ひしひし かんじました。