とんぼうのたゆたふ街の空広し とんぼうが、群れ飛ぶのをよく見かけます。 今年は特に思いますが。 それも街空にです。

捨てかぬる一句に執し菊日和 こだわった一句、互選に入らずそれでも 捨てきれず、先生にだしたところ特選いただき、 忘れられない一句となった。です。

口に運ぶ匙よりころげ衣被き 皮を剥き匙にのせ、口に運ぶがころりとおちる。 そのままを詠みました。 現実です。

一反は猪垣囲ひ早稲の花 稲の花盛り、いいにほいがする。 今年もほぼ豊作とのこと、あんしんあんしん。

見上げゐて浴ぶる星屑鉦叩 今日、句会で鉦叩の席題で、これを作りました。 天文はあまり詳しくなく、苦労します。 お天気のいい日は、星が綺麗です。

介護の手休め聞きゐる蜩を ひぐらしが鳴き出しました。 秋だなあと思う一瞬です。 今、こんな状況にいます。 蜩がこんなに新鮮に思えたのは そのせいでしょうか。

白樺の堅果ふはふは初嵐 生駒山に行ったとき、白樺の実教えてもらいました。 夏休みも、少なくなりました。 子供達の声が聞えなくなります。

休暇明けピザの石釜煤びかり 山頂遊園にいったら、キャンプ場に 手作りの窯があり、盆前でもあり 人は少なく夏は終わりかなと思った。

遠望に山湖かがよひつくつくし 隠れ沼ですが、木の間を透けてきらきら 輝いておりました。 しんしんとした森は、鳥の声すらなかったです。

野っ原をコスモスの風押し寄せる 最近、休耕田にコスモスを植えて 見せていますよ。 だんだん農業離れが進んでいるのでしょうかね。

名水に泳がせて売る新豆腐 少し固めの新豆腐を頂いた。 とてもなめらかで美味しかった。

8月や身重でありし産科医師 お見舞いにいったら、こんな現場に出会いました。 あることかもしれませんが、 新鮮にかんじました。写真は如何でしょう。

帰省子と父のこれから話し合ふ 父の病状も進みつつあり、 今後を子供達と相談する