2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

寒鴉

寒鴉騒げば森の動き出す 盛に、この時期寒鴉が群れをなして 啼く。おおげさに言えば、空が真っ黒になるくらい。 不気味であ。

嘴鳴らし威嚇とも見ゆ寒鴉 寒鴉が、嘴をかつかつ鳴らし不気味ささえ覚える。しかし、暫く空を見上げていた。 又今日は群れになり、御陵の空を舞っていた鴉 これも不気味であった。

天神

蟹湯がく湯気曳く燈下初天神 燈下に初天神には、いつももくず蟹を 湯気あげて売っている。 有名になつた。 でも身がすくない蟹だからあまり人気はなさそうです。 でもまとめて買っていく人もある。

日脚のぶ

池の鯉影のびやかに日脚伸ぶ 少し日脚ものびたかなと思われる日、水も温みはじめ、池の鯉や鴨やばんも 気持ちよさそうに泳ぐ。 暫く見ていて飽きない。

寒鴉

切れ凧の上枝に懸かり寒鴉 懸かり凧が枝の上のほうに泳いでいた。写真にはよく撮れてないですが、 しろとゆえお許しを!あたりでは寒鴉が喧しくなきたてていました。

寒ゆるぶ

菰まとふ蘇鉄もぞもぞ寒ぬくし 庁舎の庭の蘇鉄が、毎年菰を着せられがんじがらめになる。しかし少し暖かくなるともぞもぞ動いているようにも見える。

松過ぎ

松過ぎの左近桜の芽の豊か 松がとれて、俄かに芽がむくむくたちあがったように 思います。まだ春は遠しです。

とんど

とんどの火めらめら音たて衰ふる 今日は左義長だ。近くのうぶすなに注連飾りを 持っていき、とんどに投げ入れ供養してきた。 これで松も明けたことになる。 今年は広い御陵の近くの広場でとんどが行われた。 村の消防団が見張るなか!

祇園

繭玉やひやかしのぞく扇店 京都の初戎に行ったとき、扇店をのぞいた。買いもしないのに店員に いろいろ聞きまくり、俳人はあつかましいなと 常に思う。 舞い扇など綺麗であった。

繭玉

繭玉にふれつつ花見小路ゆく 京都の初戎に行く。まだ松の内で祇園界隈は、しっとりと落ち着きしずまる。 戎さんだけは特別だ!初句会で、会場を移し新年らしいなごやかな句会となった。

牡丹

野の風に笑ひ頷く寒牡丹 奈良の石光寺の寒牡丹。菰着てつつましく咲く寒牡丹にみせられる。 株が増えてお庭一杯に咲く寒牡丹は、 とてもすばらしい。

産土

冬芽鋭き左近の桜おめでたし 宝前の左近の桜がふっくらして来た。関西ではお水取りがすまないと 春がこないと言い、 寒に入ったばかりの今日このごろです。

お正月

宝前に暖とり和み初詣 注連縄をめぐらしたかで、薪を焚き参拝者は暖をとる。長い参拝者の列が続く。

お正月

初詣受験子二人の加護願ふ 孫二人が今年大学受験ですので、天満宮にお願いしてきました。 希望が適えられること祖母として願っています。

初詣

初詣御陵の風に火の粉舞ふ 明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い申し上げます。 毎年、うぶすなの誉田八幡宮にお参りします。 近くに応神御陵があります。元日はとても寒い日でした。 でも大勢の参拝者が列をなしていました。 今年こそいい…