2013-01-01から1年間の記事一覧

仮面劇

灯をおとし聖樹あかりに仮面劇 てきとうな写真がなく、明日は冬至です。一年もあっと言う間に過ぎました。聖樹は早くから 店頭などでは飾られていました。教会などでミサの聞こえるときはクリスチャンでなくとも 胸が熱くなります。

落ち葉

落葉して樹齢また一つ重ねたる 今 とても紅葉が美しいと思います。しかし季節的に言えば冬紅葉かと思います。一面に散り敷いた真っ赤な絨毯温かみを感じます。 まもなく本格的な冬を知らせるかに!そうこう言ってるうちに師走です。色々なことがありました。…

神の留守

神立の風に鳶の輪つといびつ 今は神様は出雲の国へ旅立たれ留守である。その頃に吹く風を神渡しといいます。 間もなく師走です。一年あっという間にすぎました。 皆さん如何でしょうか。

立冬の朝

立冬の朝の検温やや高め 主人の朝の定期の体温測定に、やや高めとのことで 心配しましたが何事もなくやれやれです。急に冷え込んだり体調を維持することの困難な人は 大事になりかねません。 みなさんお大事に!

菊の門

菊の門より招かれて祝の客 菊を飾った門からお祝い客を招き入れる、普段は閉まったままの門この祝い客は余程のお祝いごとに訪れたのでしょう。 今でも旧家ではこの様なことがあるとおもいますが、最近は少なくなりました。

白障子

玉骨旧居日のうすうすと白障子 奈良県の五條市出身の俳人の住まいです。今はNPOが管理していて見学が出来ます。 物流が盛んであったこの町は、古い町並みを今に残しています。

彼岸花

彼岸花走りの1一花まぶしめり 今年の夏は異常でした。彼岸花も咲かないのかと心配になりましたが 咲いてくれました。秋の彼岸には必ず咲きますね。 今は満開です。先日飛鳥に行って来ましたら、何処もかしこも彼岸花 彼岸花日和でした。

吉田の火祭り

御師の門をくぐり入るより秋気満つ 吉田の火祭に行って来ました。 初めてでしたので感動ばかりが先走り句を詠む 所まで行きませんでした。富士山の山じまいのお祭りだそうです。富士講の皆さんが 全国より集まり宿泊したりするのが、御師の家で 古い一軒が公…

御旅所の献酒は富士の新走り 吉田火祭りに行ってきました。火の祭典は勇壮でした。私ははじめてでしたが、世界遺産になった富士山の 祭ごと大勢の人たちが出掛けていました。私のような関西人は富士山は新幹線の窓くらいより 見たことないと言う人が多分多い…

盆迎え

盆支度縁はただの紙切れに 盆を迎えます。このときは遠く離れ住む家族も 故郷に集います。ご先祖をまつることはもとから、近隣では盆踊りの 囃子が聞こえてきます。 今年は暑いお盆となりました。

朝曇り

浜に出る海女が通ひ路朝曇 特に島などの迷路のような露地はどこも海に出る。どんよりした空は、やがてかっと照り返す。 島の競り場はセリも終わり少し静けさをただよわす。暑い一日の始まりです。

夏草

夏草の荒れ放題に家鴨の巣 溽暑の池のほとりは家鴨や鵜がくつろいでいる。放卵も終わり荒れ果てた巣が寂しげに感じられる。今の時期水辺は涼しさをおぼえますが、 一層暑くも感じられました。

空港の街

雲低き空港の街夏盛ん 夏盛んの池には渡り鳥もいなくて、鵜が盛んに暑さに耐えかねてか水浴びをしている。帰れない白鳥でしょうか目につきました。さすがにこの暑さには訪れるひともなく寂しい池畔でした。

滴り

滴りの苔に弾みて砕け散る 今年は空梅雨かなと思いましたら豪雨、しかし何時もの滴りは 乏しかったです。 やはり旱梅雨でしょうか。 めいんは宇治川の鵜飼いを見にいきました。 女性の鵜匠さんがうりものです。

ゆすらうめ

筆談に思ひ通はすゆすらうめ 主人の発語力がだんだん衰えてきて、筆談でお話ししたりしています。頭はしっかりと理解は示すのですが、でもいい表情でいてくれますときは 安心して又来るねと握手してかえります。

梅雨合羽

梅雨合羽園丁梅の実を捥げる 生憎の雨の中、こそこそと園丁さんが梅の実を捥いでいました。問いかけると怒っておられるようでその場を離れました。話好きの人ですと、喋ってくれるのですが。 今日も大雨です。

山水を取り込み豊か花菖蒲 この日照り続きに花菖蒲も少し可哀想です。でも、一生懸命咲き誇っていました。そろそろひと雨がほしいものです。

薔薇の昼園丁作業一休み 五月の中頃薔薇の園に行って来ました。最盛期でいい香りに埋もれつつ見て回りました。とりどりの薔薇に目移りしつつ、園児、施設を 飛出し楽しげなご老人たちと、それは賑やかでした。

蚊を叩く

打ち損ずる蚊にまだ力ありにけり 庭に出ると、たちまちに藪蚊攻めにあう。ここ暫くの間に庭木がどっと茂ったように思う。狭い庭でも手入れが大変で、足腰が悲鳴をあげている・

戒壇へ磴の四五段杜若 唐招提寺に先日行ってきました。久しぶりの訪問に満足な一日でした。新緑がとても綺麗でこころ洗われるおもいでした。好天にめぐまれて、観光バスもつぎつぎと来て一番いい季節 だなと感じました。

盧舎那仏

盧舎那仏膝下に拝み堂涼し 唐招提寺の金堂落慶も終わり、天平の甍が美しいすがたを見せてくれています。団扇撒きの行事があり大変な人出でした。 生憎午後より雨になりました。緑の雨も又いいものです。

薔薇の満開

薔薇盛り日に焼けただれ花弁反る 薔薇の園に行って来ました。満開でいまにも風にふりはらわれそうでした。園内は薔薇の香に満ちて、優雅なひと時でした。薔薇だけの庭園はめずらしいと思いました。園丁さんは盛りの今も 手入れに忙しくしてらして、言葉をか…

夏雲雀

野に揚がる立夏の雲雀高からず 当麻の里は今籾蒔きの頃でした。まもなく練供養を迎えます。その前に 籾蒔きをします。

金鳳花

金鳳華てらてら光り夏来る 金鳳華は春の花ですが、堤にはまだまだ綺麗に咲いていました。立夏の今日の日差しに光り輝いているようでした。そうそう今日は立夏だと思いつつ散策を続けました。

五月晴れ

東塔の空を飛燕や五月晴 当麻寺の東塔です。昨日天気もいいしぶらぶら当麻路を散策に行きました。子供の日でもあり二上山の裾の公園は 親子連れで溢れていました。 今年のゴールデンウィークは近場が多いと聞いていましたが、 少し歩くと汗ばむ感じでした。…

桜散る

散る桜ひきとめ風のはたと止む 今日は春の嵐で、桜は毟りはらわれ無残にも終わりとなりました。すでに待ち構えていたように、新芽が萌えだしています。 命をつなぎつつ、夏の準備をしているのでしょうか。もう一度寒の戻りがあるように、予報士が云ってまし…

雪柳が満開

終活に寫す一枚雪柳 今日の新聞に終活つまり自分死後の用意をすることらしいです。遺影を生前に撮っておきましょうということらしいです。 私は、少しばかり異議ありですが、その様な風潮があり人気 らしいです。 皆さんどう思われますか。

a1k4n

茎立ち

老ひとりたづきひっそり茎立てる 春耕も終わり当麻の里は春です。遠く二上山を見て農作業する村人も だんだん少なくなってきているように 思います。 高齢化も勿論でしょうが、農業をする 若者が少なくなったのでしょう。

くなど神

赤頭巾目深にくなど神余寒 これは寄せ仏ですが、頭巾をすっぽり被った野仏を 見たりします。 春先まだ薄ざむぃとき、お地蔵さんも寒かろうなと 思ったりします。 大地はすでに春の兆しいっぱいです。ここに三日は 初夏を思わせる陽気です。もう一度寒くなる…