2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

残り鴨

白鳥陵後円寄りに残り鴨 今年の春寒に鴨もとまどっているのか、まだ沢山の鴨がいる。 近くの白鳥陵である。正確には景行天皇皇子日本武尊白鳥陵と言います。 近くには応神天皇陵もあり、最近調査にはいりました。 鴨は前方より後円寄りにかたまっていて、まも…

春寒し

蘇鉄まだ菰脱ぎしぶり春寒し 立派な蘇鉄がお庭にある。しかし、一向に菰を脱ぐ様子もない。窮屈そうに直立不動にたっている。園丁さんもこの寒さに解き放つ決心がつかないのでしょう。早く自由にしてくれと、蘇鉄が叫んでいるようだ。

比良八荒

比良八荒・魞裾に波たちさはぎ 句会で、席題で比良八荒がだされた。まず頭に浮かんだのは、琵琶湖でした。おおかたの人がそうであったように琵琶湖より考えられない。そんな題かと思います。週末まで寒いとのこと、

彼岸入り

お彼岸や経木流しの長柄杓 お彼岸ですね。なかなか日和が落ち着かず寒い毎日です。関西も雪が時々ちらついています。お水取りも終わりましたのにね。悲しい事柄が走り、今の自分の幸せをひしひし感じます。震災にあわれた人達が一日も早くたちなおられること…

春霞

通天閣視界にぼやけ春霞 この度の東北地方太平洋沖地震 多くの皆さんにお見舞い申し上げます。この二三日、大阪地方は霞がかかっています。有名な通天閣も隠れてかすかに見えるほどでした。大変なニュースが走り、人事ではなくなりました。関西に住む我々も…

山車蔵

蔵にねむる山車うすうすと春埃 ガラス格子戸の山車蔵は、覗くと山車ははつきりとみることができました。春祭りでしょうかそれとも夏祭りでしょうか、その出番をまっているようでした。うっすらと埃がつもつていたように、わたしにはみえました。

あたたかし

暖かき陽射しに黙し福寿草 今年の異変に、山里ではまだ福寿草が自然の堤に満開にさいていました。とてもいとおしく感じながら暫く時間を忘れていました。福寿草と言えば新年の季語です。しかし余りにもの美しさにひかれました。

花馬酔木

花馬酔木贅をつくせる邸庭 旧住友邸です。今は大阪市が管理していて、手入れのゆきとどいた庭には、よく太った鯉が沢山泳いでいました。とても大阪のどまんなかとはおもわれない静けさに暫く足がとまります。翡翠が飛んでくることもあり、カメラマンが根気欲…

古戦場

古戦場跡てふ丘に椿燃ゆ 茶臼山の古戦場跡です。この丘からは通天閣が見られ動物園の森も眺められます。勿論天王寺界隈も視界にひらけ、つまり大阪の下町でしょうか。少しいったところの、上本町は寺が点在していて大阪場所のときは相撲部屋もありますが、今…