2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

留守の宮

たくましき実生の銀杏留守の宮 鶴岡八幡宮の神木の大銀杏が、皆さんご存知の通り台風で倒れました。しかしたくましく緑の葉を出していました。とても感動しました。神宿る木ですから、神の力と言うことでしょうか。七五三近かったためか、ちらちら参拝される…

神無月

旅先にくぐる茅の輪や神無月 鎌倉の一連の旅での出会い、茅の輪をくぐり参拝した。あしきも神無月であった。鎌倉は神社 仏閣が沢山でまわりきれない。メインの所を、バスで巡った。少し忙しく感じましたが、機会があればゆっくりと廻りたい気持ちです。

秋の浜

湘南の浜にからすみ干し日和 湘南方面に旅をしていてご無沙汰でした。親友三人と鎌倉、熱海と旅行していました。熱海はだいぶ人気が出てきたようで、結構観光客がいました。でも以前に比べると半分以上が廃業したように聞きました。

秋の浜

湘南の浜にからすみ干し日和

丹波路

まろまろと野に陪塚鵙日和 先日丹波に行ったおりの句である。 その時は、松茸はまったくであつたが、帰ったら豊作とのことテレビで聞きがっかり豆畑をゆくと古墳陪塚がなかよく隣り合って立っていた。

環濠

古町に残る環濠秋の声 環濠集落が、大阪市内に残っています。いまもその町並みをとどめ、吟行会に行ってきました。古い町には必ず大寺がありますね。朝の勤行をやっていました。ふるいものと新しいものが現代と調和して、思いめぐらすことでした。

野菊

薪積んで窯入れ近し野菊晴れ 登り窯に薪が沢山つまれてあり、ききましたら 窯入れは十一月に入ってからとのことでした。年に三回くらいの窯入れとのことで、年々どこも 後継者問題をかかえているようですね。陶器祭りも近かったので、忙しいですかと聞きまし…

茸狩

雀蜂に阻まる山路茸狩り 今年は、雀蜂が巣をいたるところに作っているのテレビでみましたが、偶然にも茸狩りに山に入ったとたんスズメバチにあいやむなく茸狩りの道を変更するハプニングにあいました。一段と厳しい山道になり、茸狩りをやめた人がはんぶんに…

枝豆

枝豆の出荷忙しく丹波人 丹波篠山は、丁度黒豆枝豆の収穫時でした。そそかしこの豆畑では、農家の人が出てとりこみです。この時期を過ぎると、お正月の黒豆になるのだそうです。戴きましたがやはり黒豆枝豆は美味しいです。道端には仮説の店舗がたち枝豆を売…

秋惜しむ

秋惜しみめぐる窯元坂の路地 焼物の里篠山の、立杭焼きの登り窯にいってきた。一つの村がみな窯元と言う、農村の景色に驚きあのあたりは黒豆の産地でもあり、どこもかしこも豆畑で、今枝豆の収穫どきであった。陶器祭りをひかえて忙しいのかと聞くと、暇だと…

紅葉

楼門にかしづく一樹薄紅葉 丹波篠山の村のお寺。名刹ではないようですが、立派な楼門でした。村にひっそりただずむお寺ですが、心ひかれる思いがしました。あたりは稲刈りこそ終わっていましたが、今、黒豆の産地で、枝豆の取り入れ時でした。

秋行く

野仏の脚絆ま白し彼岸花 野地蔵の脚絆が新しいのにとりかえられていたのに印象深くこころひかれました。赤い彼岸花も一面に咲いていましたが、白い彼岸花が珍しく思いました。白い脚絆と赤い彼岸花の対比を詠みたいと思いました。

彼岸花

彼岸花落暉もろとも燃え尽くる 名古屋まで父母の墓参に行って来た。暫くご無沙汰で気になっていたのでほっとした。車中より陽が沈みつつゆく、遅咲きの彼岸花は燃え尽きるように。

飛鳥の野

飛鳥野にピストルの音運動会 飛鳥は運動会日和でもあり曼珠沙華日和の一日でもあった。秋も一日一日とらしくなりほっとする。今年の猛暑で秋はこないのかとも心配になった。自然のありがたさをしみじみ感じた今年の秋の到来だ。稲刈りも終わり、秋祭りの時期…

蕎麦の花

天武陵裳裾明るし蕎麦の花 天武持統陵の裾の、休耕田に蕎麦が植えられてあり真っ白に咲いていた。そのあたりに彼岸花が競うように咲いていた。秋はくさぐさの花が見られ、ぶらぶら歩くのも楽しい。

仲秋

仲秋や箒草まだ青ざめる 一連の飛鳥での一句です。秋は花々が豊富で、飽きることがありません。あたりでは虫も聞かれ、不順な夏のつづきを一生懸命生きています。村々では祭り一色です。