2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

紫陽花

紫陽花のひと雨にしてそまりけり 紫陽花の、今日白々としていたかと思うと、 ひと雨に藍色を帯びてきた。 紫陽花は、やはり雨が似合う花だとつくづく思った。

友達

思ひきり泣いて卯の花腐しかな 悲しい時は、思い切り泣いたらいい。 月日が癒してくれる。 人生、いろいろとあろうと言うもの・・・

栴檀

予告なき死を受け止めん花樗 突然やって来る死は、いかしがたくも出来ない。 悲しいが受け止めなくてはならない。 身近で最近あり、何事もなく生きられる 幸せをおもう。

黒潮に乗りて帰港の鰹船 厳しい自然との闘い、 生活をかけた漁師さん、頭が下がる思い。 私達は、お金さえだせば簡単に買える。 感謝・・・

大幹に啄木鳥穴あまた森薄暑 啄木鳥の空穴が、一本の幹に沢山ありました。 なにか暑苦しくおぼえたのはおかしいかな?しかし、樹下にいるととても涼しくかんじた。

そらまめ

蚕豆の莢のくびれのひきしまる 蚕豆の二枚の写真のもう一枚です。 莢のくびれがあるほうが、 実がつまっているそうです。 ビールのつまみに最高ですね。

夏つばめ

双塔のはざまの空を夏燕 写真が違いますが。 句は、当麻寺を遠くから見た景色をよみました。 田植えはまだでしたが、苗代田が作られてありました。

首夏

首夏の丘憩へば風の寄り添へり 少し高台からながめると、 暑くもなく、風が心地よい。 外出先でこんな思いにかられました。 田んぼには、水がゆきわたり 田植えもそろそろかと思われます。

ポプラ

ポプラ吹く風に絮とび夏はじめ 地面が、真っ白になるくらい わたが積もっていた。 これがポプラのわたと言うことを 知らず、教えてもらった。 勉強不足をつくづく感じた。

水尾

かるの水尾涼し大池両断す 軽鴨の親子がいました。 水尾をひいて、池のはしからはしまで泳ぎきりました。 暑い一日でしたが、気分は大変涼しかったです。

睡蓮

朝を少しはにかみ笑まひ未草 庭の睡蓮が咲き始めました。 手入れも余りしないのに、 けなげに毎年咲いてくれて、 いとほしくなります。

そら豆

そら豆のふはふは莢に守られて そら豆を頂いた。 莢を剥くと、たちまちと嵩が減り 莢がもったいないようにさえ思われる。

夏の朝

夏の朝ラジオに流るコンチェルト 朝の目覚めに、ラジオよりながれる ピアノ、コンチェルトに一日の始まり。 空はどんよりしていたが、 気持ちは快晴だ。

天守閣

五月晴天守の鯱もほほゑめり 天守の鯱も、光かがやいていた。 梅雨時の晴れ間は貴重である。 なんだか気持ちまで 晴れ晴れしてくる。

ずく

青葉木莵朝月陵の空照らす 写真が俳句と異なりました。 朝方外が明るいので、見ると 陵の空が月で染まっていた。

棕櫚

棕櫚の花門入るやすぐ布袋尊 山門を入るとすぐに大きな布袋さんが 出迎えてくれた。 あのふくよかな面差しにほっとする。

炭焼のけむりもくもく木の葉木莵 木の葉木莵は、夜行性なのでなかなか聞くチャンスがないが、 たまたま炭焼きを見に行った時、聞くことが出来た。

水口祭

水口を祀りある田や遠青嶺 水口祭が済んだばかりの田に、 供華がそなえられていた。 とうりすがりの農家の人に聞いたら、 昨日済ませたと聞き、いまでも 習慣が残っているのだと確信 とても嬉しかった。

今年竹

今年竹藪つきぬけてなほ伸ぶる 小さな竹薮を、つきぬけて伸びる逞しさ 自然のいとなみを、ひしひしと感じました。

寺院

老鶯や九輪重たき雲を射る 当麻寺の、東塔、西塔を見ていて、 急に黒くもが降りてきた。

五月

人前に結婚誓ひ五月来る 最近の、人前結婚仲人さんもなし、 随分と変わったなとおもえる。 これも時代の流れでしょうか?

水田

水張って近江は田毎田植待つ 近江の米どころは、さすがに早いですね。 田植えもこの連休にするのでしょうね。 水田が広がりきらきらしていました。 念の為、河内はまだまだてす。

花嫁

ワインセラーは挙式会場若葉冷え 姪の結婚式に参加。 いまどきの子らしく、2人で構成演出し らしき結婚式に感動しかえる。