2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

孕み鹿

戒壇院磴をのぼりて孕み鹿 一連の奈良での句です。 戒壇の石段を孕み鹿が登っていきました。 まだそんなに大きくない腹でしたが、 しきりに燃え出した草を食べていました。

梅に来て鹿のんびりと草を食む 奈良公園の一角に、梅園があり鹿も梅見に来ていました。 僅かに萌えいでた草を盛に食べていた。 昨今観光客が捨てたビニールなど 食べて死ぬ鹿もいて、モラルわとわれる。

東大寺

東大寺鴟尾見上げゐる孕み鹿 孕み鹿が芝に臥せて、東大寺を見上げているように思いました。 芝もすこしずつ萌えだしたようにも感じました。 春も本格的に近づきつつあります。

奈良

春の鹿角なき角を戦はす 23日前に奈良に吟行にいった。お水取りには早く、それらしき様子は見られなかったが、 春をひしひし感じた吟行だった。 奈良公園には、孕み鹿がめについた。子鹿がみられるのも近いことと思われる。

雛飾り閉めがちの部屋はなやげる 年々と、五段飾りのお雛さんがたいそうになり、 ここ四五年飾っていない。 ナフタリンは時々取り替えているものの、 気にかかる。 来年こそね若い人に手伝ってもらい 飾りたいとおもう。

金魚

水温み甕の金魚の影動く 写真が見当たらず違うのを載せました。 庭の甕に去年の夏夜店でてにいれた金魚が、 大きくなりました。 冬の間、水底にじっとしていましたが、 動き出し春を感じました。

春立つや列島寒気のしかかり 雪国では、都心の交通もストップとか、 少し異常にさえ覚える。 でももう間もなく春もやってくる。 庭にでたら、椿がさいていた。

心待ちの旅を断念春立てリ 楽しみにしていた、一泊の旅吟を断念することとなつた。 主人が体調を崩し、 楽しみにしていただけに、無念でならないが 仕方ないかと自分を慰めている。

春近し

春待つや寝釈迦は蒲団召されゐて 珍しい寝釈迦ですが、その写真が 撮れなかったので違いますが。春を待っておられるように思いましたが、 春が来たら脱がれるのでしょうか? 明日は立春・・・いよいよ春です。