2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鴨の来て睦みゐる沼かがよへり [ 鴨が来て、静かな池も 一段とかがよっているようだった。 近くの濠にも、きつつある。

秋気

出払ってをりし山車蔵秋気満つ 山車蔵が開いていたので、 のぞくと練りだしていて、空っぽでした。 秋気をひしひし感じました。 秋も終わりです。

秋気澄む

ふたかみの今ひとこぶに秋気澄む 写真が違いますが、お許しを。 ふたかみは二つのこぶですが、 見る角度で一つに見えることもあります。

奈良

身に入むや古墳へ鹿の犯し入る 奈良にはとんでもない所に鹿がいることあります。 若草山に鹿が沢山いて、古墳を登っていきました。 鎖の柵はあるんですが、大きく垂れて行き来も簡単 今、冬毛と変わる季節で、あの美しい斑は消えていました。

身にしむ

石窟佛剥落しるく身にぞ泌む これも奈良の句です。 春日原生林にひっそりとたつ仏たち。 よく保存されていますが、剥落もみられました。

天高し

東大寺大屋根に窓天高し 東大寺裏屋根に人の出入り口があるそうです。 私も知らなかったのですが、屋根が大きくて 梯子もかからないので、 作業したりするときの窓らしいです。 さすが東大寺と思います。

秋祭り

機動隊の車来てをり秋祭 バスで警察官が出動しました。 税金の無駄づかいだなと思いつつ見ていました。 村人にすれば、楽しみにしていた祭りでしょう。

祭り

秋祭山車が走れば人もまた 秋祭りも終わりました。 静まりかえった町には、紙吹雪の残骸が 塵のように舞っています。いよいよ 冬近しといったところです。

神楽

ぼこぼこと路地を囃して里神楽 秋祭りの頃、伊勢神楽が村の中を 囃してまわる。 軒には祭り提灯がさがり、 夜ともなれば、一斉に灯がともる。 この祭りが終わると、もう初冬である。

茸山に縄の結界張られあり 茸狩りは勝手に山に入る事出来ない。 ロープが張られてありますね。

秋高し

秋高し村に祝言嫁御着く 稲刈りも終わった村に、 久しぶりに嫁御がきた。 村あげての祝いは、三日におよぶ。 珍しい最近にしては。 たまたま出会わした。

秋日和

さながらに試し曳く山車秋日和 一週間後に秋祭りがあります。今日さながらに 曳きぞめしていました。 祭りも若い人が村を離れ、よそから来て曳くと聞き 時代かなと思います。

秋湿り

竿つらね乾かぬ病衣秋湿り 近くの牧場の、羊も雨宿り 鬱陶しい日がつづく。 でも午後から快晴のようで期待したい。

竹とんぼ飛ばしはしゃぎて老の秋 公園でたまたま出会わした光景です。 楽しそうに紙飛行機や竹蜻蛉とばし遊んでおられました。 懐かしく見ていました。 何かのグループのようでした。 童心にかえることも、ストレス解消になることでとょう。

稲刈り

稲刈って飛鳥大仏みとほせる 稲刈って飛鳥の大仏も、正面にみとほせるようになった と感じた。 いよいよ冬じまいである。