2012-01-01から1年間の記事一覧

葛の花

村の子の電車通学葛の花 村は過疎化して、学校は統一やむなく遠くの学校まで 電車通学。想像出来ないじたいになっています。おそらく学童も小人数なのでしょう。 時代の移り変わりをまじまじと感じます。この写真は 丘陵です。円筒埴輪に復元されていて、ま…

燕帰る

峡空をひろげて帰燕つぎつぎと 萩が咲いていました。足元を見ますと確実に秋です。空に目をやりますと、燕もそろそろ帰り支度しています。秋だなぁーと思う瞬間です。 それにしても今年は異常です。早く涼風を体感したいものです。

ばったんこ

ばったんこ一拍遅れ風生る ばったんことは添水のことです。残暑厳しい広い公園に添水の音が涼しくかんじられました。樹下すずしいどころか、この日は暑い一日にほとほとまいりました。 我ながらよく来たなとあきれるしまつ!でも、帰りの誌友達とのお茶会も楽…

百日紅

百日紅秋暑の苑に炎たつ 奈良県の巨体なほぼ自然な公園馬見広陵公園にいってきました。盆前でもあり人の姿はなく、ただ暑いだけでした。あたりには復元古墳があり見どころはありましたが、 とにかく暑いでした。百日紅が盛りでそれだけが目に入りました。

盆踊り

盆踊河内音頭の今宵また この頃ともなりますと、毎晩のように盆踊りの 太鼓の音が聞こえてきます。土地柄必ず河内音頭で皆さんおどり囃します。たいてい盆踊りのしめくくりに河内音頭が 流れます。 そして河内の人は熱くもえます。 今夜もどこかで景気よく河…

滴り

滴りのひかり弾みて苔の上 立秋を控え暑い毎日が続きます。 雲も風もすっかり晩夏ですね。句会の席題に滴りがでました。さてどうしたものかと 昔を思い出しこんな句を作りました。先日、天満祭りの宵宮に句会があり天満宮まで揃い詣でました。 とても暑くそ…

蓮の花

次の風待ちゐて蓮の花開く 大きな蓮の池。今が見頃に咲き競う。散るのもあれば、次の風に便乗して待っている 蓮の花と見ていると様々な風や日差しの変化に 驚いたり、感心したり面白い。季節が不順でも草花は季節を感じ咲く。

ユーカリの森

白南風やユーカリの森明るかり 少し頑張りすぎて疲れていました。この暑さの中大阪府の 長居公園に吟行かいがあり疲れてかえりました。樹下は涼しいのですが、まだまだ暑さ厳しくまいりました。 節電で止まっている噴水もあり今年の夏を思い知らされ ました…

合歓の花

合歓の花目覚めうながす湖の風 琵琶湖あたりから高速道路の左右は合歓の花日和といったところでした。若狭に至るまで、やたら合歓の花が気になり少し盛りはすぎているようにも 感じました。とにかく雨、雨でしたから!

梅雨鴉

雨風に声の潰れて梅雨鴉 若狭一宮姫神社の杜に、しかも激しい雨の中 しきりとなく鴉に感じいりました。普段何とも思わない鴉ですが、場所柄そして 雨の激しい中なくのに自然の厳しさを感じつつ 句材としてはたいしたものではないのですが 雨、雨の若狭路は青…

合歓の花

合歓の花峠に祀る道祖神 梅雨もそろそろうんざりしてきた今日この頃です。日本国どこにも峠はありますが、ほとんどの所に 道祖神が祀られているように思います。仲良く肩をならべた石仏にほっとする。合歓の花は よく高速道路など山間にきますと、この時期よ…

蛍火

蛍火の闇につまづき沈みけり 句会にて蛍の席題がでました。最近蛍を見ていませんのでやはり過去の情景が思い出されます。 蛍も身近に見られたのですが、最近はそれらしき所まで 行かないと見られなくなりました。水も最近は綺麗になり、餌になる蜷もそだって…

梅雨晴れ

通天閣ぬっと街空梅雨晴るる 昨日句会に行くのに環状線に乗りました。 きょろきょろとしていますと、窓の外に 通天閣が突とあらわれました。見慣れたものですが、久しぶりの梅雨晴れに これだと思い一句に詠みましたら、句会での 席題に梅雨晴れがでていまし…

紫陽花

山水に潤ふ村や濃紫陽花 こんこんと流注ぐ山水に、山里の暮らしは豊かです。門川に覆いかぶさる立派な紫陽花、藍色深き山の 恵みにこんなにも美しいのかと見とれてしまう。この時期は農事も一段落で静まりかえる。

風涼し

防火桶戸毎の古都の風涼し 古い町は火災を大変恐れます。その為それなりの工夫を されています。 奈良町で気が付いたのは、こごとに防火バケツを置いていました。 何かできないかとこんな句を詠みました。 奈良町も観光むきになり、若い人の店が多くなりまし…

袈裟涼し

法話解く対峙の僧の袈裟涼し 先日お参りした元興寺の坊の一室で法話あり私達のような旅人は参加できませんが 覗かせて頂きました。数人の方が真剣に お話を聞かれていて暫く私も足がとまりました。今も天平の甍が一部分に残りそのお堂に圧倒されました。 青…

奈良団扇

奈良団扇煽げば透かしの鹿跳ぬる 奈良団扇の老舗やに入ってみました。 以前日本買いましたので、今回は買う 予定はなかったのですが、主人とお話し させてもらい奈良のひと時を味わいました。若い人はこの様なお店には入りませんからね。 透かしが写っていな…

仏道

仏道木豇豆の散り樹下涼し 不安がまだある中、一か月半ぶりに奈良まで吟行会にいってきました。片道タクシーでいきました。奈良町の なかにある元興寺にお参りしました。まだ自信がなく仲間と別行動で一人いきました。不安は ふっとび自身をつけて帰りました…

晩夏の陽射し

病み上りに晩夏の日差しまぶしかり まだ少しすっきりしない身に、好天の日の日差しは 眩しくもあり、受けがたきそんな感じです。歩くことで筋力をと思いますが、一度落ちた筋力は そう簡単じゃないようです。旅行にも行きたい、吟行会にも行きたい夢が膨らみ…

ひつじ草

貪欲に餌を欲る金魚ひつじ草 まだどこえも行かず、庭の睡蓮の鉢に金魚が一匹元気に育っています。私が入院中は子供に水やりと 餌をやるように頼んでいました。生きていてくれてよかったておもっています。 三回も越冬したのですょ。けなげに思います。

ほととぎす

結界を越え聞く高野のほととぎす 写真の適当なのが、外出して撮りにゆけなく違いますが。この時期ほととぎすと思い出すのは、高野山のほととぎすが 印象深くあります。もう少し遅いくらいですが。

冷奴

治療食箸のすすまず冷奴 ご無沙汰です。忘れられてしまったかな。 二週間検査入院していました。悪い病気はなかったにですが、病人扱いですっかり足が 弱りました。まだまだ外出も自由にでられなくて写真も 不足していますが、思い出して頂けたら嬉しいです…

新樹光

病み癒ゆる身に新樹光まぶしかり ご無沙汰です。まだまだ体の芯がしんどいのですが、水曜日に 検査結果がでますので、それを聞き安心かとおもいます。久しぶりに庭に出ましたら草はぼうぼで、みどりが眩しく感じました。 もう昨日は立夏でした。

新社員

売り歩くリヤカーにプリン新社員 珍しい光景にであいました。通院の途中で若い青年に 声をかけられました。それもリヤカーを引いていて プリンいりませんかと、余り頂きませんのでごめんね といって丁寧に断りました。 そして、新社員ですかと聞くとハイと、…

ふらここ

ふらここを漕いで夙川遡る ご無沙汰しました。ながながしい病名の病になり、 安静をいわれ今日まできました。先週あたまあたりから 歩くのがつらかったのですが、無理して出掛け今も やっとパソコンにむかっています。 それで皆さんにも返事ができませんでし…

まつぼくり

まつぼくり散らし鵺塚春闌くる 芦屋川にいってきまして、芦屋公園にある鵺塚の 裳裾にまつぼくりが落ちていました。 その写真がみあたりませんのでとんでもない写真かと おもいますが、句は自身ありますので・・・花筏が河口に向けてたどりつくまでにばらば…

巣鳥鳴く

沢に添ふ杣道巣鳥鳴き響む 先日の和泉の山中の、沢がちょろちょろ流れていた。そこには杣道があり、立ち止まると巣鳥が鳴いていた。この山を越えたら和歌山、県境の村である。 村の中に子供さんの声がして、おもわず歩み寄りおあいそ・・・・少し恥ずかしそ…

峠越え

貌よ鳥森の小さきレストラン 先日友達の案内で和泉府中に行ってきました。今も残る十軒ほどの村に、昔の暮らしを思ったとき 大変であったろうとおもいました。昼食時間にもなったので、森の中の小さなレストランを 案内してくれました。結構高かったですが、…

垣繕う

垣つくろひ竹の匂へる嵯峨野道 先日嵐山に行った時の句です。あの嵯峨野道の柴垣がのよこに 渡す竹がとても真っ青で印象深く残りました。そうだ春の季語に垣繕ひがあると気がつき一句にしました。 青竹が匂っていました。 竹の秋ですが、嵯峨野の竹林はそう…

桃の花畑

夕されば色深めたり桃の花 大阪府内の岸和田のとある場所ですが、友達が言うのには 桃で有名だそうですが、今咲き始めと言ったかんじてした。岸和田と聞きますと漁港を思いますが、内陸にはこんな所が あるのだとびっくりしました。 大阪も知らない所ばかり…